todojunの真理を追究する日々

日々考えていることなどを徒然と書いていきます。

 "chocolate mix" at 高田馬場CLUB PHASE

改めてライブレポです。まずは、出演ミュージシャンを順に。

開場後、さっそくはじまったのがSugar Blessing。パンフレットに目を通す暇もないほどすぐに始まりました。キーボード兼ボーカル、ベース、ドラムの編成で、ちょっとjazzyな感じの、跳ねた曲が多かった(3曲だけでしたが)気がしました。前座としてはなかなかよかったです。
本編に入って、一番手は石井里佳さん。ちょっと大人なお姉さんといった感じのきれいな方でした。歌い方、歌声は癒し系でしょうか。包み込むような感じです。里佳さんのキーボードに、男の人がギターや別のキーボードで入ったりしていました。あまり音響の調子がよろしくなかったのか、ちょっとハウっちゃってました。
2番手はmichelle。143cmのボーカルの子に、ギター、ベース、ドラムが入った基本バンド編成でした。1曲目からバリバリのロックで、このイベントではちょっと異色でした。こういうスカッとしたのが途中に入ってくるというのは、なかなか爽快で個人的にはよかったです。CDを買うには至りませんが。
3番手はナチュラルハイ。ボーカルのユウさんと、キーボードのカオルコさんのユニットなのですが、いままでツインボーカルだとなぜか勘違いしていました。カオルコさんの演奏が圧倒的でした。ホントにすごくて目が追いつかないくらいでした。そのキーボードに、ユウさんのちょっと渋いような癖のあるボーカルが乗っかって、独特な世界を作り出していました。個人的には、透き通るような声が好きなので、タイプではないのですが、オリジナリティーもあって、今までの出演者では1番いいと思いました。
4番手、我那覇美奈さん。アコースティックギターの弾き語りで、静かにしっとりと聴かせてくれました。とてもきれいな声で、織田哲郎さんが惹かれたのも無理はない、と思いました。シングルになっている「月の雫」「砂の祈り」が聴けてよかったです。「砂の祈り」は、シングルヴァージョンのバックに演奏が入っているのでも聴いてみたいです。
5番手は、より子。なんだか内にすごく大きなものを秘めているような感じがしました。キーボードの弾き語りに、バックはギターが入っていました。独特の世界観があって、ちょっとその重さについていくのが大変でした。個人的にはツボではないけれど、結構好きになる人も多いのではないか、と思います。Cocco鬼束ちひろさん、小谷美紗子さんと似たような感じがするので、この方々が好きな人にはよいかもです。
6番手は、ちょっと期待していたjunior sizeでしたが、ホント期待以上でした!登場時に両手を挙げてパフォーマンスをするところから、ぐっと持ってかれましたね。キーボードの弾き語りでしたが、明るく元気な跳ねた曲が多かった印象です。身体を揺らしながらノリノリで演奏する姿が印象的でした。驚いたのが、入ってきたときから、サチコさんか?と思うくらい伊藤サチコさんに似ていて、特にこぼれるような笑顔なんかは瓜二つで、姉妹じゃないかと感じてしまうくらいでした。服装などからも、自然体というところがすごく伝わってきて、伊藤サチコさんと親友なだけあるな!というくらい同じにおいを感じました。普通に曲もよかったので、CD買おう!と思いました(結局買わないできてしまったのですが。。)。
7番手、speena。ボーカル、ギター、キーボード(普段はドラム)の編成。JDでも2位に入った名曲「ジレンマ」、デビュー曲「スピーナ」などを聴くことができました。「スピーナ」の歌詞のストーリーが改めてよいと思いました。それにしてもボーカルの人、歌声も特徴的だと思っていたら、地声も個性的でした。
そしてー、とりは伊藤サチコさん!待ってました。まずはセットリストを。

  • Music Life
  • 春の道
  • 嫌いになってください
  • 赤い魚
  • 僕の場所

はじめに「Music Life」、最後に「僕の場所」、そして中盤に「赤い魚」というのは定番になってきている気がします。今回、余った2枠に入ったのは、ファーストアルバムから「嫌いになってください」と、セカンドアルバム「春の道」。両方とも気に入っている歌だったので、うれしかったです。MCでは、例のごとくサチコ節で、「サチコ・ザ・ワールド」に引き込まれました。「来年は、いままでやりたくてできなかったことや、やろうとも思いつかなかったことを、みんなが追いつけないくらいのペースでやっていく」という決意表明もしてくれました。サチコさん、毎回じっくりと紡ぎだすようにして、思いを言葉にして僕らに伝えてくれる。そこから、音楽に対して真摯で純粋な気持ちを感じて、なんだか心が温かくなります。毎回ライブを見に行きたい気にさせるっていうのは、もちろん生歌の良さというのもあるけど、人間的な魅力という部分も大きいのではないかと思います。今後も、伊藤サチコ、そしてjunior sizeからは目が離せないぞ!と思いました。
さて、サチコさんが終わり、アンコールがあって、その後に出演者が揃ってセッション(我那覇美奈さんを除く女性全員)。一応、伊藤サチコさんが仕切り役だったのですが、結局junior sizeがものすごいテンションで奪い取ってましたね。いや、ホントおもしろかったです。junior sizeはライブ見ても思ったんですが、ノリだすと手がつけられなくなりそうです(よい意味で)。セッションは、サチコさんキーボード演奏で、スピッツの「楓」でした。サチコさんらしい選曲です。出演者が代わる代わる歌っていったのですが、サチコさんのはやばかったです(もちろんよい意味で)。切ない声が見事に曲にハマっていました。マサムネさんも切ない声ですもんねぇ。最後は手を振りながら、一緒に歌って終わりになりました。なんだかずいぶん前に見たというような出演者もたくさんいて、なんだか懐かしかったり、祭りの後の切なさみたいなものを感じましたねー、最後のセッションは。なんかよかった。
終了後の即売では、念願のサチ本をゲット!そのために買った二枚目の「僕の場所」(アルバム)は、誰か気に入って聴いてくれそうな人にプレゼントしようと思います。誰かいるかなー。
そんなこんなで、疲れましたが収穫の多いライブとなりました。なにより、junior sizeがあまりにおもしろくて(もちろん楽曲もよかったです)、伊藤サチコさん共々応援していこうという気になりました。