todojunの真理を追究する日々

日々考えていることなどを徒然と書いていきます。

 今年最も印象に残ったアルバム(The most impressive albums in 2005)(1/4)

今年の総まとめ企画第一弾は、「今年最も印象に残ったアルバム」です。昨年は、「今年影響を受けたミュージシャン(The most impressive musicians)」という企画( 前半後半)だけでしたが、今年はもっと多彩にいきますぞ!
それでは第3位からの発表です!と、、思ったのですが、どうしてもランク付けできないので、今年のマイベスト3を1枚ずつ紹介することにします。それでは1枚目。

1枚目は、川江美奈子さんの「時の自画像」。今年は、本当にこのアルバムにはお世話になりました。川江さんの温もりのあるヴォーカルに何度も癒されました。曲全体に包み込むような温かさ、愛情が感じられて、心が温かくなります。世の中で使われることの多い「癒し系」という言葉が陳腐に思えるくらいに、魂のこもった素晴らしいアルバムです。
川江さんを知ったのは、デビュー曲「願い唄」がJAPANESE DREAMの昨年10月度の第7位にランキングされたときです。今までにないタイプの曲だったので(純日本的な歌という感じ)、このときはまだあまり聴き込んでいなかったように思います。その後、2枚目のシングル「宿り木」が今年2月度の第5位にランキングされ、聴き込んでいくうちにどんどんと深みと味わいが増していき、気に入っていったように思います。それでも、まだハマるというところまではいきませんでした。3月には、なんと伊藤サチコさんと川江美奈子さんのライブ共演(といっても同時にステージに上がったわけではないけれど)もあり(id:todojun:20050324:p2)、徐々に自分の中での川江さんの位置づけが上がってきました。
そういった部分でじわじわと浸透してきたことが、このアルバム「時の自画像」を買うきっかけになったのは間違いないでしょう。僕は、本当に厳選したアルバムしか買うことはないので、このアルバムを買った時点で、かなり大きな期待を抱いていたことは間違いなさそうです。そういう意味では、このアルバムとの出会いは偶然のようであり、必然のようであります。
素晴らしいものを素晴らしいと思える感性、真実を見抜く観察眼、そして常に本物を追い求める姿勢があれば、いつからでも人生は好転させることができる。そして、数多くの素晴らしい出会いから沢山のものを吸収して成長してゆくことができる。本気でそう信じているし、これからもその気持ちは忘れずにいたいと思います。
このアルバムに話を戻しますが、本当に本当に素晴らしく、10年経っても100年経っても(その時には僕らはいませんが)色褪せない魅力を備えていると思っています。海外経験の長い川江さんが、それでも日本語にこだわり紡いだ綺麗な日本語の束は、本当に日本人の素晴らしさを感じさせるものとして心に染み入ります。本当に素晴らしい芸術家です。尊敬する芸術家です。

時の自画像

時の自画像