todojunの真理を追究する日々

日々考えていることなどを徒然と書いていきます。

 投票曲について(エントリー週)

Japanese DreamことJDでは、「いい曲」を基準に投票することになっていますが、この「いい曲」とはなんなのでしょう。考えてみれば、「あなたにとって『いい曲』とはなんですか?」という質問が成り立つのだから、「いい曲」というのは、とても主観的な事柄なわけです。「いい曲」の判断基準は各々に任されるわけです。これは当然の話ですね。JDが「客観的にいい曲」をランキングとして決定する番組なのであれば、それは「主観的にいい曲」の集合として決定すべきであって、決してはじめから「客観的にいい曲」が存在し、それを投票者が見極めるものではないはずです。
これに似た現象に「美人投票のパラドクス」というものがあります。各人が、自分が誰を美人と思うか、というのではなく、客観的に美人と思われる人を選んで投票してしまうと、結局選ばれるのは誰からも好まれるような無難な美人(もちろん十分美人であるが)になってしまう、というものです。「いい曲投票」にも、このような可能性があって、個性的な曲が残りにくくなる可能性は十分にあるわけです。この点には十分注意しなければなりません。
というわけで、「主観的にいい曲」を考えることが大事だとわかったところで、ここでは自分にとっての「いい曲」の判断基準を述べて、それがどのように投票曲に反映されるのかを考えてみます。
僕にとって「いい曲」とは、「好きな曲」とほぼ同義です。そして「好きな曲」は、およそ次のどれかに当てはまるものです。

  • 曲の世界に引き込まれる
  • 歌詞が心に響く
  • ヴォーカルが魅力的(好みの声)
  • サウンドがかっこいい

ただし、「このすべてに当てはまるから4ポイントで最高にいい」「ひとつしか当てはまらないからたいしたことない」というわけではないし、「歌詞:5点、ヴォーカル:7点…」などといちいち計算して評価しているわけでもありません。そんなことやったところで、総合ポイントはこっちの方が高いけど、こっちの方が好きだなーという状況が生まれるだけです。むしろ逆に、こっちの方が好きだなー、という繰り返しから分析して、じゃあ自分の好きな曲ってなんなんだろう、と考えた結果が上記4点になるわけで、順番が逆なのです。まず総合評価が先なのです。
ところで、総合評価が先なのであれば、先ほど「好きな曲」の条件4点を挙げた意味がないじゃないか、と思われるかも知れないですが、それはまさにそうなのです。少なくとも、投票という条件においては、あまり意味がないのです。かといって、いきなり総合評価を下すのも難しいのです。なぜなら、エントリー曲が30曲もあれば、評価ポイントがかなり密集状態だからです。結局、投票曲を決めるのは難しいのです。
しかし、これで結論が出ましたね、じゃこの文章を書いた意味がありません。一応、総合評価をなるべく楽に下せるように、次の2点に注目することが多いです。

  • 何回も聴きたくなる(もしくは実際に何回も聴く)
  • 聴きたいような状況が存在する

これは、「好きな曲」の判断基準として妥当なものだと思います。
まず1つ目。何回も聴きたくなる(もしくは実際に何回も聴く)のは、「好きな曲」であることの表れでしょう。
2つ目。たとえば、テンションを上げたいときにこれを聴きたい!とか、切なさに浸りたいならこれ!というような曲のことです。自分自身の生活や、感情に密着している分、聴く回数も多くなるだろうという判断です。生活に密着した音楽は強い!と最近思います。
ちょっと長くなったので続きは次回に。実際に投票曲を決める際の判断について書きます。