todojunの真理を追究する日々

日々考えていることなどを徒然と書いていきます。

「「ひらきこもり」のすすめ―デジタル時代の仕事論 (講談社現代新書)」 講談社現代新書

この前読んだ本のなかに、「『ひきこもり』を考える」というものがあったのですが、今回は「ひらきこもり」です(笑) インターネットが普及したことで、家にいながらも世界でつながることが可能になったので、消極的な意味合いの強いひきこもりではなく、積極的な意味を込めてひらきこもりという言葉を使ったのでしょう。
これからは会社とか組織とかいったものではなく、趣味を追求した個人がインターネット上で自分の個性を活かしたもの(芸術や技術)を発信し、それに対してこれまた個人がそれに対してお金を出していくようになる、というかなり革新的な考えを示しています。実際このようなことはすでに、小規模ながらはじまっているようです。
プリクラを交換したり、ポケモンのキャラを交換したり、もしくはホームページを作ってみたり、というように現代の若い世代の人たちは、自分が情報を発信するということを日常のようにやっている。だからこそ、さきに述べたようなことが起こっていくのではないか、そして起こってほしい、と思っているわけです。
僕自身は、そのようなものが主となるような時代は、来るとしてもそうとう先だとは思いますが、最近インターネットをよく使うようになってからは、そのなかで作り上げられているヴァーチャルながらも豊かな広がりを見せるインターネット上の世界にはかなりの可能性を感じています。個人から立ち上がっていくような組織がこれから増えてくるんじゃないか、そしてその組織はインターネット上で交流し、たまに会合を開くという形で活動を展開していくのではないか、ということはかなり強く感じています。ここらへんのことは、また機会があったら雑文集かどっかに書こうと思います。