todojunの真理を追究する日々

日々考えていることなどを徒然と書いていきます。

 「Hearty Blanket」 at 表参道FAB

出演者(出演順)

diaryにも書きましたが、先週の金曜日に、久々のライブに行ってきました。池田綾子さん目当て。ライブがあることは知っていたのですが、行こうかどうかは直前まで迷っていました。当日になってやっぱり行こうという気になり、当日券で入りました。
入ってみて、会場の小ささに結構びっくり。逆にいえば、出演者との距離が近いということで、僕としてはうれしかったですが。だいたい100席くらいだったと思います。実際に座っていたのは50人ちょっとくらいだったでしょうか。男女比は半々くらいかな。大学生が多かったようにも思いますが、40代以上の年配の方も中にはいました。
まずはthree tight bthree tight bJapanese Dreamのアマチュアversionとでも言うべき番組、Music Challengerで、その前身となるバンドでもあるPeny laneで月間、半年間グランプリを取っています(99年3月度)。そのときのヴォーカルは女性だったように思うので、男性3人の今はそれとは全然違うと考えた方がいいかもしれません。
僕自身は、three tight bに一度JDで投票したことがあったので、どういうヴォーカルだかは知っていました。実力あるなー、という印象でした。
で、ライブ。予想通りうまかったです(ヴォーカル)。ただ、個人的にはそこまで印象に残らなかったですね。そもそも、ヴォーカルの声質が僕の好みではなかったということなんですが、それならそれで、音楽性の面で聞かせてくれればよかったのだけれど、ヴォーカル、キーボード、ギター、という構成で、ベース、ドラムがいなかったので、そういう意味でもあまり満足できませんでした。僕がJDで投票した、「変わらぬ愛を」も、CDではかなり凝った音作りになってたと思うんですけどね。今回はそうでもなかったです。というわけで、かなり厳しい言い方をしてしまいましたが、これも普段からいろんな曲を聴いて、そうとう質の高い歌じゃないと満足できなくなってしまったからでしょうか。とりあえず、もうちょっと個性が欲しいな(ヴォーカル以外で)、という印象でした。MCはなかなかおもしろかったです。
続いて、小野綾子さん。小野綾子さんにも実はついこの前JDで投票したことがあって、その曲(「たましいの島」)はかなり好きだったので、ちょっと楽しみにしていました。改名前のオノアヤコさん時代の曲も合わせて披露されたのですが、当時の歌はアップテンポで、しかも打ち込み音的なサウンドで、僕の好みではありませんでした。最後に持ってきた「たましいの島」。いやー、よかったです。こういう田舎の情景が浮かんでくるような歌は最近特に好きです。ヴォーカルもこういう曲の方が断然よくて、鳥肌立ちました。
そして、トリは池田綾子さん。「僕たちのtomorrow」の生歌が聴けるのと、新曲が聴けるのとで、とても楽しみにしていました(もちろん、全体としても楽しみでした)。池田綾子さん登場に観客拍手。いままでの2組とは会場の雰囲気も違う感じでした。やっぱり、池田綾子さん目当ての人が多かったのでしょうか。
で、歌が始まったわけですが、とにかく声がきれい。透き通るような澄んだ声が抜群でした。歌唱力もすごくて、圧倒されました。やっぱり音大の声楽家出身は違うなー、と思いました。
3曲目くらいに、新曲「陽だまり雨にミルクティー」を披露されました。公式サイトの日記に、今までと違ったJazzyな曲だと書いてあったのですが、まさにその通りでした。一度聴いただけなので、メロディーを細かく覚えているわけではないですが、なんだか語りかけてくるような曲だった気がします。メロディーのインパクトはあまりないけれど、雰囲気を味わう、というタイプの曲だったと思います。とりあえず発売が楽しみです。
何曲かあり、締めはやっぱり「僕たちのtomorrow」。いきなりアヴェマリアの独唱から始まったのにはびっくりしましたが、その歌唱力にはもっとびっくり。格が違いました。もうただただ圧倒されるばかりでしたね。
最後、アンコールで3組が集まり、「上を向いて歩こう」を唄いました。三人とも声質が全然違ったので、聴いていて味がありました。
そんなこんなで終わりました。帰りに、CD即売がミュージシャン自身によって行われていたのですが、緊張してて結局買わないできてしまいました。よく考えたら、「僕たちのtomorrow」持ってなかったから買えばよかったー!直筆サインもしてもらえただろうし、一言言葉交わすこともできたろうに。。とちょっと後悔しました。
今回のライブ、収穫は池田綾子さんの生歌を聴けたというのもありますが、彼女の人柄のよさも知れたのがとてもよかったです。いままでJDでのゲストだったり、コメントだったりで、ある程度はわかっていたのですが、実際に生で見て、本当にそう思いました。話し方は穏やかながら、人の心を惹きつけるようななにかがありました。その温かさは、母性とでもいうべきでしょうか。
今回のライブでは、こんなエピソードがありました。
池田綾子さん、最後の曲「僕たちのtomorrow」紹介のとき。
池田綾子さん「早くも最後の曲になってしまいました」
観客「えー」
池田綾子さん(ちょっとうれしそうに)「最後の曲になってしまいました」
観客「えーー!!」
池田綾子さん(されにうれしそうに)「泣いてもいい?」
観客 (温かな笑い)
文章で書くと、あまり伝わらないかもしれないですが、このときの空気最高でした。うわー、うまいなー、なんて思いました。
長くなりました。もう明け方なので寝ます(汗)