todojunの真理を追究する日々

日々考えていることなどを徒然と書いていきます。

 最近借りたお気に入りCD

2週間位前にレンタルで借りたCD(10数枚)の中で特に気に入ったものを3枚紹介します。

Salyuとしてのデビューシングルを含め4枚のシングルが収録されている、とてもリッチなアルバム。シングル以外の楽曲のクオリティーもものすごく高くて、もうもう大満足な作品に出来上がっています。Salyuのまとわりつくようなヴォーカルが、楽曲とうまく調和していて、ヴォーカルのSalyuとともに、プロデューサーの小林武史さんの素晴らしさが実感できます。アルバムを通して一貫性もあるし、完成度が相当高い作品です。これは本当におすすめです。

これも掘り出し物でしたねぇ。インディーズからかなり注目されていた(らしい)メレンゲのメジャー第2弾アルバムです。メジャーファーストシングル「君に春を想う」が、個人的にかなりの大ヒットだったので、結構期待していたのですが、その期待を全く裏切らない出来でした(発売順序としてはシングルよりこちらの方が前)。ヴォーカル、歌詞、サウンド、メロディー、全てがバランスよく融合していて、相当な実力派だと想いました。バランスって大事ですよね、やっぱり。このヴォーカルで、この歌詞で、このサウンドで、このメロディーだから良いのであって、それがちょっとでもずれてしまうと、途端に絶妙な味わいがどこかへ消え去ってしまうものだと思います。メレンゲに関して言うと、ものすごく詩人的な歌詞に、余韻を大事にしたヴォーカルと演奏がきれいに溶け合っていて、まさに彼らじゃなきゃ表現できない世界を創りだしています。曲のどの要素も必要十分な形で存在していて、抑えすぎず詰め込みすぎずなところにもとても好感が持てます。
なんとなく似ているイメージのあるバンドがLOST IN TIMEです。ヴォーカルの感じが似ているのもありますが、詞をとても大切にしているところ、サウンドの方向性がかなり似ています。両方とも今後に期待のかかる人たちですね。
ところで、メレンゲといえば、最新曲が映画「最終兵器彼女」の主題歌に抜擢されたということで、つい最近YahooトピックとしてYahooのトップページにもリンクが張られていました(→ここ)。今後に要注目です。

さて、紹介3作品目ですが、上記2作品と同様に、この作品も「らしさ」がうまく表現されているアルバムになっています。美和子さんのキレのあるヴォーカルの力強さと、柳美里さんの書く鋭くダークな歌詞が、本当に見事なまでに調和をなしています。この歌詞を歌いこなせるシンガーは、そうそういるものではないでしょう。同名ドラマの主題歌になったシングル「雨と夢のあとに」もよいですが、その1つ前のシングルでもっと直球な「夢」が個人的には大好きです。「だーきあってーはーなれーないー はーなれーないー ずっとー」というサビの繰り返しが非常に印象的です。この魂に響いてくる力強さは病み付きになります。
それにしても、あまりに歌詞が不自然なく乗っているので、ずっと自分で作詞しているものだと思っていました。そういう意味では、このコラボレーションはまさに成功だった、と言える気がします。
奥田美和子さんの曲のPV(の一部)はオフィシャルサイト「青空の果て」のディスコグラフィーで見れます。気になった人は聴いてみて下さい。

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続いて、上3枚程ではないけれど、十分満足できる内容だった2枚を紹介します。

まったり系ミュージシャン(と勝手に命名してみた)であるキセルの最新アルバム。このまったり音楽を聴いていると本当に心地よくうとうとしてしまいそうです。彼らの音楽を聴いていると、なんだか平和であることの素晴らしさを実感できるような気がします。癒されたいときに聴けば効果てき面でしょう。

憂いを秘めたヴォーカルと、醸し出す世界観が印象的なルルティアの4枚目のアルバム。相変わらず高いレベルの楽曲を作り出しています。特に、先行シングルとなった「プライマリー」は名曲と呼んでもよいでしょう。僕自身は、この世界観に特別強くツボを刺激されているわけではないので、このタイプが好みの人にはもっと素晴らしいものに感じるのではないでしょうか。

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あと、ここに紹介しなかったZweibonobosは、個々の楽曲では素晴らしいものもあるし、潜在能力もあると思うので、今後に期待したいと思います。