todojunの真理を追究する日々

日々考えていることなどを徒然と書いていきます。

 今年最も印象に残ったアルバム(2/4)

今年最も印象に残ったアルバム、1枚目は川江美奈子さんのファーストアルバム「時の自画像」でした。2枚目は、、とその前に、ちょっと前回言ったことの修正をしなければなりません。前回は、順位をつけずに良かった3枚のアルバムを挙げる、と言いましたが、やっぱり4枚にします。よく聴いていた(聴いている)1枚を忘れてました。ということで、今回の紹介(?)はそのアルバムです。

印象残ったアルバム2枚目は、入日茜さんの「魂のうた」です。リリースは昨年でしたが、購入したのが今年だったので、今年のエントリーということにしておきます。
入日さんとの出会いは、8月の終わりに行った、2回目の横浜市開港記念会館でのライブ。伊藤サチコさん(他)との共演でした。サチコさんとの共演を知り、入日さんのウェブサイトを調べて、アルバムの試聴をしてみたら、これがなんと素晴らしく良かったんですね!これは!と思ったのですが、実際にライブに観に行ったらさらに魅了されてしまいました。即売で即買い。試聴ができるサイトはここです。アルバム全曲試聴ができるので、ぜひ聴いてみてください。ツボにハマる人は本当にググッとくると思います。
このアルバム、そして入日さんの魅力は、その壮大な世界観だと思います。アルバムを通して聴いていくと、その圧倒的な世界観に強烈に引き込まれていきます。そしてそこには、切なさや淡さ、郷愁や哀愁など、人間の本質に迫るような感情が詰まっています。激しい曲調の曲こそありませんが、そこに込められた心からの思いは、まさにタイトル通り「魂のうた」と呼ぶにふさわしいものになっています。「魂のうた」というタイトルに名前負けしない、むしろそれを越えるような充実した作品に仕上がっているところは、本当に素晴らしいことだと思います。
今回選んだ4枚のアルバム、そして以前にも何度か書いてきたことですが、素晴らしいアルバムには特徴があって、

  • アルバムを通して、一貫性したメッセージや世界観が表現されている
  • 人間の真実を見つめていて、魂に語りかけてくる
  • 聴けば聴くほど味わいが増してくる

というのは、まさに素晴らしいアルバムの条件と呼んでいいものになっています(後半2つは、「アルバム」に特徴的なわけではないけど)。特に最初のものは、いくら各曲が素晴らしかったとしても味わうことができるとは限らないという意味で、シングル集(ベストアルバム)にはない特徴だと言ってよいものだと思います。
前回紹介した川江美奈子さんと同様に、入日茜さんも素晴らしい芸術家だと思っています。こういう人達からは、決してお金で計ることができない、かけがえのない財産をもらっています。これからも、ずっとずっとこういう素晴らしい人達を応援していきたいし、その気持ちは生涯忘れないでいたいと思っています。

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ちなみに、昨日、なんと伊藤サチコさんと入日茜さんの共演ライブイベントがあったのですが、本棚探し巡りから帰ってきたら疲れてしまい、行きませんでした。ちょっと後悔。。でもまたきっと今度あるさ!