todojunの真理を追究する日々

日々考えていることなどを徒然と書いていきます。

 市議会議員選挙

今日は市議会議員選挙の投票に行ってきました。日野なんですが、枠が26人のところ31人ということで、立候補者の8割強が当選するようです。案外倍率って低いんですね。得票数の多い候補を当選させるというよりは、得票数の少ない候補を落選させる選挙みたいになっています。果たしてこんなんでいいんか?と思ってしまうのですが、どうなのでしょう。あまり市議会議員をやりたい人って多くないのでしょうか。立候補者と結果を見て印象に残ったのは、唯一の民主党候補者が断トツで1位であること、公明党は安定した得票を得ていること、自民党候補者の票が案外多くないということ、共産党は5人全員当選したこと、そして生活者ネットワークの候補者3名全員が落選したこと、そして票が思ったよりバラけていたことです。1000台後半と2000台前半に得票がとても沢山集まっています。(→開票結果
それにしても、候補者が31人もいる中から1人を選ぶのはそう簡単なことではありません。広報を見ても、各候補者の主張のポイントがイマイチよくわからなかったので、次の考えにより、大胆に投票候補者を絞り込みました。どういう考えかというと、「30代以下の候補者に投票しよう!」ということです。「若い力を政治に加えるのはそれだけで価値がある」という思いのもとに、該当の候補者数名の中から選んで投票してきました。とりあえず、その候補者は無事当選しましたとさ。
国会議員選挙も面白いっちゃ面白いですが、こういう地元の小規模な選挙もまた違った意味で面白いですね。政策の中に、地元のよく知った地名やら固有名詞が出てきたりして、身近に感じられます。ただ、各候補者とも、現状の冷静な分析の下にこれから日野の向かっていく方向の展望を大局的に示していく、という視点が見られなかった(広報を見る限り)のはちょっと残念です。まず日野の現状がどうなっているか、というのが把握できないことには、候補者の主張がどの程度妥当性のあるものであるのかは判断できないですから。もちろん、有権者が各自でそういった事柄について調べればいい、とういことではありますが、ある政策や理念を主張するのであれば、現状を客観的に示して、そこからの道筋を明確に示すとことは、候補者として当然の義務だと思います。これは、どの選挙に限りませんが、有権者へのアピールの方法など(選挙カーとかチラシとか)、どうしても商業的に感じてしまい、マトモな有権者をバカにしてるのか?と思ってしまうのは僕だけでしょうか。
民主主義による政治は、衆愚政治への危険を常に孕んでいます。有権者としては、立候補者の扇動的な文句を真に受けずに、冷静な判断ができるようになりたいものです(最近の無党派層増加の傾向は、個人的にはいい傾向だと思っています)。