todojunの真理を追究する日々

日々考えていることなどを徒然と書いていきます。

 「ゼミをやろうと思ってるのですが」(前編)

ここ数日毎日学校に通っていて、傍からみたら、え?今って開講期間?と思われてしまうような状態になっています。4日間連続で本郷に行ったのは、今年度は初めてかも知れません。
所用を済ませた後、久しぶりに学食でご飯を食べていたら、「ちょっといいですか?」と向かいの席に座ってきた人がいました。別に学食が混んでいるわけでもなかったので、「ん?なんだろう?一緒にご飯食べましょう?なんて言うのだろうか」(笑)と思っていたのですが、どうやら違うようで、「ゼミをやりたいと思っているのですが、8つのテーマのどれがいいかアドバイスを頂きたいのですが」ということでした。
ゼミ!ゼミ!これは怪しい!怪しいぞ!と思いましたが、ちょっとした好奇心から話を聞いてみることにしました。ただし、面倒なことになるのは御免だったので、「僕はもう卒業してしまうので、参加できないですけどいいですか?」ときちんと確認しておきました。アドバイス欲しいとか言いつつ、いつのまにか勧誘されたりしたら嫌なので、このことは何度も念を押しておきました。
「ゼミ」という言葉に反応して怪しいぞ!と思ったのには訳がありまして、それは東大の合格発表のときでした(そしてまさに今日も東大の合格発表日だった!)。同じように「ゼミをやってるのですが」と話しかけてきた学生風の人がいたのです。そのときは、まだ僕も世間知らずの甘ちゃんだったので(合格発表で舞い上がっていたのもある)、全く警戒もせずに、むしろ逆に気になっていた「理系で朝鮮語は取れないのでしょうか?」(入学当時、理系の第二外国語朝鮮語は選択できなかった。一年後入学生から可能になる)なんてことを尋ねちゃったりまでしました(彼の返答は「よくわからない」ということだった)。その時は適当に話して終わったのですが(父と兄も一緒にいたし)、入学して1,2ヶ月程経った後の本郷で、なんとまた同じ人に出くわしたのです(今度は一人で)。「あれ、一度お会いしたことありますよね?」と、今度は積極的に付きまとわれました。そのときは既に、駒場でも何度か怪しく気持ち悪い人にあっていたし(健康診断のときには、サークル勧誘みたいな形で集団でいた。東大新入生は気をつけてください!)、雰囲気で「危ないなぁ」というのはわかりました。このときは、「日本では自殺者が多いですが、(うんぬん)」ということを、門の前まで延々と聞かされ続けたのでした。
まぁいちいちそんなことを思い出すまでもなく、ご飯を一人で食べているときにゼミについて話しかけてくるというだけでも十分怪しいわけです。しかも僕はそのとき読書もしていたのに、です。さて、彼はおもむろにファイルを取り出したのですが、その最初のページにはでかでかと「何のために生きる?」というタイトルが。もう怪しさ満開です。やばいですよこれは。普通だったら、さすがにこの辺で「ちょっとそういうのには興味はないので」と断るところでしょうが、僕自身この話題にはかなりの興味もありましたし、話し合いで負ける気もしないので、ちょっとやりあってもいいかな?と思い、話を続けることにしました。(つづく)