todojunの真理を追究する日々

日々考えていることなどを徒然と書いていきます。

 高校サッカー 三鷹高校対藤枝東観戦の感想など

この前三鷹高校の試合を観に行くと書いたきりそのままになってしまっていましたが、知ってる方はご存知の通り(当たり前か)、藤枝東高校に0-2で敗れました。観ていて思ったのは、三鷹高校には点が入る気配が薄く、運良く入ったとしてもせいぜい1点止まりだろう、ということで、圧倒的に相手に支配されて負けたという感じでした。
もうちょっと細かいところについて思ったのは、三鷹高校のクリアーの多くはセーフティーで(大きくor外に、蹴り出す)、味方にちょこちょことつないでいこうという姿勢が少し弱かったのではないかということです。クリアボールを相手に拾われることが多く、ボールポゼッションがなかなかできずにいました。後半少しテンポを掴んだときは、しっかりと細かくつないでいく意識が強かったように思うので、焦ることなく試合を通じてそのような意識を持つことができていたら、もうちょっと状況は変わったのかも知れないなぁ、と思いました。まぁ言うだけなら簡単なので、実際にはできる限りのことはやったのだと思います。試合終了時に、誰も倒れ込まなかったのは、やるべきことはやったけど敵う相手ではなかった、という認識を持ったからではないでしょうか。

さて、久しぶりにテレビではなく生でサッカー観戦をして思ったのは、やっぱり全然臨場感が違うし楽しい!ということです。テレビのようにアナウンサーがいて実況・解説などをするわけではないので、変に頭で解釈することなく、観たそのままを楽しむことができます。また、全体が見通せるので、キャプテンが頻繁に監督のところに駆け寄って指示を受けるところなど、テレビでは見れないようなところも見れるのはいいですね。他にも細かいところを挙げるとキリがなさそうですが、やっぱり生は違うな!というのが結論です。千葉の市原まで2時間以上もかけて行ったのは正解でした。

三鷹高校に話を戻しますと、やはり個々のプレーにおいて判断力は相手に比べてかなり見劣りするように感じました。十分な練習量が取れていないことの結果が、強豪高と当たることで、顕著に現れたのかも知れません。恐らく、相手は豊富な練習量で頭をほとんど介さずに判断ができるようになっているところが、三鷹高校の選手はボールを持ったあと、頭を使って判断するちょっとの間があったように思いました。ここまでのレベルに来ると、こういうところの差が大きくなりますね。

もちろん、一人一人の技術にもかなりの差があったし、他にも色々なところで差を感じました。一方、三鷹高校の得意とする出足の早さだったりスピードだったりは、ある程度は活きていたものの、相手も十分にスピードがあったために、試合を有意に進めるほどのものではありませんでした。得意なところを十分に発揮できないでいるのは、やっぱりプレーも生き生きしないし、観ている方に与える印象も薄くなってしまいますね。

とはいえ、本当にここまで勝ち上がってきたことは素晴らしいことだし、ちゃんと三鷹高校らしさを出し切った大会ではなかったかと思います。胸を張って西東京に帰ってきて欲しいと思います(もう帰ってきてるはずですが)。

そして、高校サッカーも残りは決勝を残すのみですね。流経大柏藤枝東。どちらも総合力が非常に高く、決勝にふさわしい組み合わせだと思います。今年は準決勝から決勝までがやたらと時間が空きますが、楽しみに待っておきたいと思います。