todojunの真理を追究する日々

日々考えていることなどを徒然と書いていきます。

 最近買った本

女子大教授の書いた本で、ディズニーアニメからジェンダーについて考える、という講義実践をまとめた形になっています。「白雪姫」や「シンデレラ」のようななじみのある童話によって人々が「男らしさ」や「女らしさ」を刷り込まれているということを述べています。題名に「お姫様」とあるのは、多くの女子大学生がいまだにこのようなプリンセスストーリーに憧れる、ということがこの本の中でかなり強調されているからです。かなりフェミニズムチックなので、読んだ人によって賛否が分かれるかもしれません。

男女論の岩月さんの本で、これが4冊目です。実をいうとすでに持ってる3冊で主張がかなり言い尽くされてる面があったので買うつもりはなかったのですが、ちょうど6月病の時だったので、あまり考えずに買って読んだ本です(笑) タイトル通り、男親が娘に与える影響を述べた本です。

日本人が感じてるストレスの多くは人間関係、特にコミュニケーション不全からきている、ということをまず指摘し、それを近年の流行である「癒し」で根本的に解決するのは不可能(一時的なストレス解消にすぎない)で、それを根本から解決するにはコミュニケーション能力の向上しかない、ということを主張しています。
そこで具体的に「マッピングコミュニケーション」という方法論を紹介し、またコミュニケーション能力の三つの柱として、「ポジショニング力」「メモ力」「引用力」というのを挙げています。なかなか面白い内容でしたが、ある程度フォーマルな場を対象にしているということで、社会人向けかな、と思いました。

簡単にいってしまうと、与えられた情報(本やプリントなど)を三色のボールペンを使って色分けしてしまえ、そうして自分の中に取り込んでしまおう、という主張をした本です。具体的には、最重要項目に赤、重要項目に青、主観的に重要と感じたところに緑の線をそれぞれ引くということです。「緑の線を引いたところを大事にする」というところがポイントで、赤や青は客観的に重要なところなので、個人差は少ないが、緑の線を引く箇所は個人によって異なるので、得た情報を自分独自のものとして吸収することができるということです。
斉藤さんの著書「できる人はどこがちがうのか」での主張「スタイルの技化」つまり個性をつぶさない方向に伸ばしていく、という主張とかなり結びついてますね。

以前紹介した「人はなぜ「美しい」がわかるのか (ちくま新書)」の著者の作品です。この人の本は前の本もそうでしたがものすごく読みづらいです(笑) 斉藤さんとは対照的に、文章の流れがよく読めません。ただ単に、思いつくままに書いてるのではないか、と思ってしまいます。ただ、なんかこの人の文体には味があるので買ってみました。
はっきりいって普通の人にはおすすめしませんが、変わった本が読みたい人は読んでみるといいでしょう(笑) 内容について触れてませんね(笑)