todojunの真理を追究する日々

日々考えていることなどを徒然と書いていきます。

 脳の慣性

以前一度書いたような気もしますが、物体において慣性の法則が成り立つのと同じように、脳にも慣性があるのではないかと思っています(感覚的な意味で)。
例えば、僕は家に帰ってきてRSS人気エントリーなどを見て回るのですが、そのうち自分のブログを更新する気がどんどん失せてくることが多いです。沢山の情報を一気に入れて、頭の中が少し発散してしまうのですね。何かを書くときというのは、ある程度自分の中に言いたいことの小さなまとまりがあると思うのですが、そういうものがモヤモヤと消えてしまう感じになる。「読む」ことと「書く」ことには、共通する部分もあるけれど、かなり脳の違う部分も使っているようで、一度「読む」モードに入ってしまうと、なかなか「書く」モードに切り替わらないですね(書くことを意識した読みをしていればかなり違うとは思います)。
他にも、挙げようと思えば色々な例が挙げられそうです。睡眠を沢山取りすぎると逆に昼間ボーっとしてしまったり眠かったりするのもそうだし、あまり乗り気でなかった仕事も軌道に乗ってしまえば、すいすいと進んでしまう、というのもよくあることだと思います。あと、個人的なことでは、フットサルをした後には何日にも渡って寝る前にイメトレをするのですが(これが非常に楽しい)、1週間もするとだんだんイメージが鮮明でなくなって、イメトレをする気がなくなってしまうとか(あまり例えが良くないですが)。
脳だって物理的なものなのだから、当然のことながら基本的には物理法則に従うはずです。その自然な物理法則に抗う(つまり次々と違うことを行うことで、脳に様々な変化を起こす)ことは実は非常に脳にとっては負担になっているのではないかなぁと考えています。何が言いたいかというと、筋肉をつけるために一日中筋トレをすることは良くない(適度な休息が必要)のと同じように、いくら頭を使うといっても、何でもかんでも酷使するのではなくて、ある程度慣性に任せるところは任せて、必要なところでエネルギーを投入した方がいいのかもなぁということです。
考えてみると、習慣とか(選んだ)環境というのは、ある意味では脳の慣性を上手く利用しているものと言えるかも知れませんね。