todojunの真理を追究する日々

日々考えていることなどを徒然と書いていきます。

 教員採用2次試験 at 長野

今日はあまり眠れずに早く目を覚ましました。大体4時くらいに起きて、30分くらいごろーっとして、本格的に面接対策を始めました。面接の想定問答集を読んで自分だったらどう答えるかを考えたり、提出した面接カードに書きこんだ内容を確認したりしました。
7時になって朝風呂に入り、軽く朝食を食べ、準備をし、8時過ぎに出発。9時前に会場に着いたら、もうほとんどの受験生が揃っていました。今日来てたのが(社会人選考の人も含めた高校全科合計)70人くらい。2次試験は1日〜3日の3日間行われるようなので、単純に3倍したら210名ですか。志願者が914人だったようなので、単純に1次の倍率は4.5倍程だったと考えられます。で、最終的な採用予定者数が約40人らしいので、さらにここから5倍くらいの倍率で絞られるようです。。って本当ですかね?これ。1次の倍率より2次の倍率が高いのってちょっと考えにくいのですが。
と思って色々調べてたら(1次試験のときの表と照らし合わせた)、どうやら昨日は今日の半分くらい、明日はほとんどいない(もしくは試験自体ないかも)ということがわかりました。ということはつまり、大体今日の1.5倍くらいの人が2次受験者になるということで、100〜110名くらいが2次選考受験者になるわけです。1次試験の倍率が9倍程度ってかなり高いですね(数学は6,7倍位)。で、結局2次試験の倍率は2.5倍位っぽいです。なので、東大理Ⅰの2次倍率とほとんど同じです(だから何というわけじゃないけど)。
あと、1次の集団討論(面接)で同部屋だった人で誰が残っているか確認しました。そしたら、12,3人中僕を含めて3人だけでした。しかも、かなり意外な人が(笑) 1人は、僕の隣の席だった人で(番号1つ前)、面接のときに関西弁をそのまま使っていて、「僕」という言葉も普通に使っていたのが印象に残っています。面接だけでも素が感じられるような人だったので、個人的には1番友達になりたいタイプでした。が、こういうのって面接ではどうなんだろう?というのもあって、まさか通るだろうとは思っていませんでした。もちろん、1次は教養、専門、小論文も他にあるので、面接だけで判断することは全くできないですけどね。
そしてもう1人は、あれだけいた面接メンバーの中で、1番印象に残らなかった人です(笑) 顔を見ても、あれこんな人一緒だったけな?と思うくらいのレベルです(笑) 意外にも(?)、面接メンバーの顔と特徴ってほとんどの人は覚えているのですが、この人だけは覚えていません。全くもって印象に残っていないので、残っているのを見たとき、「へ?」という感じでした。面接では可もなく不可もなくで、他の科目で稼いだのでしょうか。
それより驚いた(というより切なく感じた)のは、僕が面接で印象に残っていた人たちが、ことごとく残っていなかったことです。司会をやった人、ちょっと浮いたノリだったけど場を引っ張っていった人、講師をしながら受けていた2人、生真面目すぎてちょっと取っ付きにくそうだった人、無口で奥手そうだった人、髪がちょっと薄くなっていた人など、だーれも通っていませんでした。特に、ちょっと自信家っぽかった浮いたノリの人が残らなかったのは、想像しただけで「せつなー!」って思いました。あの人がショックを受けている姿が想像できない。。
長い前置きはこの辺にして、面接の話に入っていきます。面接は25分×2で、連続して別の部屋で行われます。2回もやるって、それぞれはどういう位置づけなのだろう、どっちかは模擬授業なのかな?とちょっとだけ不安になりながら受けました(教育実習で授業をまだやってないので、模擬授業はあまり自信がない)。先に書いておくと、1回目と2回目は面接官が違うだけで、後はほとんど同じでした。ただし、2回目には5分〜10分程度の簡単な模擬授業がありました。面接官はともに3人。真ん中の人がお偉い人っぽくて、2回目の真ん中の人は、1次の集団討論での面接官と同じ人でした。すごくやわらかくていい人です。色々質問されて、時系列には覚えていませんが、とりあえず思い出した質問だけ書き出していくことにします。

  • 教師として生徒に接するときに何を大切にしたいか3つ挙げてください。
  • 教師の志望理由は?何で高校?何で長野?
  • どのような教師になりたいか。
  • 尊敬される教師になるために、具体的にどうしますか?
  • 勤務地域でどこか志望するところはあるか。
  • 誰からどのようなしつけを受けましたか?
  • 道端でたむろしている(通行の邪魔になっている)生徒にどう注意するか?
  • 最近読んで面白かった本はなんですか?
  • 教育実習の感想を聞かせてください。
  • (面接官を生徒だと思って)\lim_{x \to 0} \frac{\sin x}{x} = 1 となる説明をしてください。
  • 教師として今もっている夢はなんですか?
  • 教師として生きる上での生きがいをどこに求めますか?
  • 長野県、長野県の教育についてどの程度知っていますか?
  • 困難校などに行くこともあると思うのですが、大丈夫ですか?
  • 他の職業でもやっていけそうだけど、なんで教師になろうと思うのですか?
  • なんで東大を出て教師に?
  • 体調は良好ですか?
  • 世話をするのは好きですか?
  • クラブ活動は何ができますか?
  • 他の地域の教員採用試験は受けましたか?

まだあるとは思いますが、大体こんな感じでしょうか。羅列してしまいましたが、実際には、ある質問に答えたらさらに突っ込まれて聞かれる、というのがかなりあったので、これだけでは雰囲気はあまり伝わらないかも知れません。思い出したらきちんと書くので、今はこの辺で勘弁してください。
質問に対する答えも後で書きます。とりあえず、面接で印象に残ったことを書いておきます。まず、「教師になったらどうしたい?」的な発言はよくなされることだとは思うのですが、なぜか「これから教師になるわけですが…」と話を進められたときがあって、これにはちょいと違和感を覚えました。言い方から察するに、実際に教師になったところに身を置いて考えてみてください、という意味だとは思いますが、なんだか意味深ですよねー。全般的にかなり期待してくれているような空気は感じたのですが、それで浮かれて落ちたりなんかしたらたまらないので、浮かれませんよー(笑) 「あなたみたいな人だったら、どんな職業でもやっていけると思うのですが、なんで教師になろうと思うのですか?」とか言って持ち上げられると、確かにうれしいですけど、確かにうれしいですけど、採用内定が出るまでは安心しませんから!(笑)
「東京からわざわざありがとうございます」とか、「どうぞお気をつけてお帰りください」とか、本当に面接ですか?というような丁寧な対応をされると、本当照れくさいです。最後はちょいと照れ笑いしてしまいました。もしかしたら、こういう時の対応もしっかり見ているのかもしれないですね。とりあえず、無事面接を終えてホッとしました。ある程度自分をアピールすることもできたと思います。
午後には、適性検査がありました。MMPIとクレペリン。MMPIは、550問のシンプルな質問にYESかNOで答えるというもの。制限時間は1時間なので、ゆっくり考えてると時間が足りません。2択じゃ答えられるんだろー、条件付でYESだな、とか色々突っ込みながら書き込んでました。これって恐らく、あまりに異常な考えを持っていないか、や、一貫性があるか、ということが重要なんだと思うのですが、意外にこの一貫性を保つということは難しいです。たとえば、「信心深いですか?」と言われればどちらかと言えば「YES」なのに対し、「特定の宗教を信じていますか?」といわれれば「NO」だし、「神や仏を信じますか?」は正直どちらにも決められません。まぁこの程度なら大丈夫だと思うんですが、たまに全く同じ質問があったりするもんだから、間違えてそこで逆の答えをしてしまったら、相当悪印象でしょうねー。
クレペリンは、たくさん並んだ数字の列の隣り合う2つを足して、その1桁目を直下に記入していくという作業をひたすらやるのですが、やったらきついんですこれが。1分×15行→休憩→1分×10行という感じなのですが、手が疲れてしょうがないです。ある程度頭が慣れてくると、思考に手がついていかなくなります。思考といっても、慣れてきたらほとんど反射なんですけどね。考えちゃうとむしろ遅くなります。
で、必死に頑張ってたんですけど、もしかしたらちょっと頑張りすぎたかもしれないですねー。ネット上で調べてみたら、作業量としては、用紙の(真ん中)右側に到達するのが一つの目安と書いてあったのですが、だいぶ右にいってた気がします。思考力や集中力じゃなくて、手の疲れのせいで作業量が落ちてしまったとしたら、あまり結果がよろしくない方にいってしまうのではないかと。。途中、指の筋肉が疲れたら、腕の筋肉や胸の筋肉を使う比重を高くしてなんとか耐えてました(笑)
そんなこんなで試験を終え、そのまま東京に帰ってきました。とりあえず採用試験の日程は全て終えて、すっきりしました。後は、教育実習に専念できますぞ!