todojunの真理を追究する日々

日々考えていることなどを徒然と書いていきます。

 新書シリーズランキング of マイ本棚(2)−第3位〜第1位−

前回:新書シリーズランキング of マイ本棚(1)−第10位〜第4位−
さて、誰からも予想コメントをもらえなかった新書シリーズランキングですが、早速上位3シリーズを発表しようと思います。
と、その前に、第10位に修正があります。角川oneテーマの本が2冊発見されて4冊になったので、第10位に追加しました。修正のためインサートした部分は濃い下線が引かれています。
それでは、ベスト3の発表にいきます!

第3位 13冊 PHP新書
PHP新書は比較的題材が取っ付きやすく読みやすい、という印象があります。PHPは、新書だけでなく、文庫もかなり好きで結構な量を買っています。ところで、「PHP」はパッと見、英文字で軽そうな雰囲気がありますが、「PEACE and HAPPINESS through PROSPERITY」という壮大な理念がそこには込められています。PHPに限らず、新書や文庫の巻末に書かれている創刊にあたっての理念表明には、どのシリーズにも切実な思いが込められていて、大いに鼓舞されます。2冊持っているのが和田秀樹さんというのは、ちょっと意外ですね。和田さんは、特別好きな著者ではないのですが、なぜか所有する本は多いという不思議です。おすすめは、斉藤孝さんの「ストレス知らずの対話術 (PHP新書)」と中島義道さんの「「対話」のない社会―思いやりと優しさが圧殺するもの (PHP新書)」。
第2位 14冊 岩波新書
PHP新書と僅差での2位に岩波新書が入りました。岩波新書は、新書にハマり出した初期の頃はその硬い内容のためにちょっと敬遠する節があったのですが、徐々に購入量が増えていきました。一つには、最近の岩波新書の中身がより大衆向けに易しくなったということがありますが、自分の興味がそれだけ岩波に近づいた、とも言えるかもしれません。よくよく見たら、「法とは何か」が2冊あってショック。。実質的にはPHP新書と同じ13冊ですね(いまさら2位タイにするのは面倒なのでこのままにしますが)。大平健さんの著書が2冊ありますが、これは精神病理シリーズです。おすすめは、齋藤孝さんの「読書力 (岩波新書)」「コミュニケーション力 (岩波新書)」と、山田雄一郎さんの「日本の英語教育 (岩波新書)」。

それでは第1位の発表です!とその前に、NHKBOOKSの参考ランクが入ります。

(参考) 16冊 NHKBOOKS
NHKBOOKSは初期の頃からかなり好きで、随分と買っていました。新書より大きさが一回り大きく(有斐閣アルマと同じ)、専門色も新書全般に比べると強いですが、僕が持っているのは比較的読みやすいものが多いです。主張が非常に体系立てられている印象が強いです。最近はあまり買っていないですね。尾木直樹さん、岩月謙司さんが2冊、斉藤孝さんが3冊あります。おすすめは、諸富祥彦さんの「孤独であるためのレッスン (NHKブックス)」、大西泰人さんの「英文法をこわす 感覚による再構築 (NHKブックス)」、齋藤孝さんの「子どもに伝えたい<三つの力> 生きる力を鍛える (NHKブックス)」、山口創さんの「愛撫・人の心に触れる力 (NHKブックス)」、岩月謙司さんの「思い残し症候群―親の夫婦問題が女性の恋愛をくるわせる (NHKブックス)」「娘の結婚運は父親で決まる―家庭内ストックホルムシンドロームの自縛 (NHKブックス)」など、平均的に良作が多いです。

それでは第1位!

第1位 22冊 ちくま新書
第1位はなんと、断トツでちくま新書でした。ちくま新書は、最近全然買っているイメージがなかったのですが、初期に圧倒的に買いまくっていたので、その貯金が相当あったのだと思います。ちくま新書は、ジャケットを外した後の柄の印象が相当悪いので(バックグラウンドの色が濃くて、字が読みにくい)、ちょっと改善して欲しいですね。何にせよ、これだけ他シリーズを圧倒しているので、当分第1位の座は譲らないと思います。2冊持っている著者も多く、斉藤孝さん、岩月謙司さん、舘翮さん、苅谷剛彦さんと、4名もいます(後ろ2名の教授は授業を受けた経験あり)。おすすめは、岩月謙司さんの「男は女のどこを見るべきか (ちくま新書)」「女は男のどこを見ているか (ちくま新書)」、諸富祥彦さんの「さみしい男 (ちくま新書)」、長山靖生さんの「若者はなぜ「決められない」か (ちくま新書)」です。

そんなわけで、所有する新書シリーズ計16 18種(計106 108冊)を制したのはちくま新書でした。今後ちくま新書を脅かすシリーズは現れるのでしょうか。乞うご期待(恐らく次回はないけど)。